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健康に必要な栄養素ってなんでしょう。
体をつくる「たんぱく質」「脂質」、脳のエネルギー源になる「糖質」
これらはよく耳にするし、みなさんもよくご存じだと思います。
これらは三大栄養素と言って、いちばん基本の栄養素です。
ですが「三大栄養素」以外にも栄養素の種類はたくさんあります。

健康づくりに必要な栄養素とは
9種類の必須アミノ酸、3種類の必須脂肪酸、糖質であるブドウ糖、
さらに18種類のビタミンと20種類のミネラルなど、約50種の栄養素のことを言います。

メディアでは「●●が健康にいい!」「▲▲を食べると痩せる」と発信するので
ひとつの栄養素を過剰に取りすぎてしまう傾向がありますが、
本来は50種類をまんべんなく摂取することが、栄養バランスのいい食事であり、
日本食の食事構成はまんべんなく摂取することが可能だといわれています。

戦後の高度経済成長を経て、日本の食文化は「食の欧米化」といわれ、
昔の時代に比べると、脂質や塩分の多い食事になりました。
そこに改善すべき点はあるものの、低栄養で寿命も短かった粗食の時代に戻す必要はなく、
欧米化した食事と和食の融合が大事であり、現代において日本人の健康寿命が世界的にも非常に長いのは、その融合にあるといえます。

前述のとおり、欧米化と和食の二つの要素をもつ現在の日本食は非常に栄養バランスのとれた食事であるといえます。
ではどうバランスのとれた食事なのか、見ていきましょう。

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<健康的な日本食の特徴>

①ごはんを中心として多種多様なおかずを食べられる

白米や玄米などのごはんを中心として、和洋中のいろいろなおかずを組み合わせで食べることができます。

②メインのおかず大豆、魚介、海藻、発酵食品が豊富

メインのおかずには、肉以外にも、日本食の代表ともいえる大豆や大豆加工食品、魚介があります。
おもにたんぱく質、脂質を摂取するためのおかずです。
また、大豆などは酵母や乳酸菌、カビなどの微生物の働きで、発酵食品にもなり、
体にいい影響を与える豊富な栄養素をもっています。

③牛乳・乳製品を適度に摂取できる

牛乳やヨーグルトなどの乳製品によって、
昔の日本食(粗食)だけでは補えない、カルシウムやビタミン、リンなどを適度に摂取できます

④食物繊維の摂取量が多く、脂質の割合が低い

ごはんを中心に少しずつおかずを食べるスタイルは、野菜や海藻などの摂取につながり、
食物繊維が多くとれます。また、脂質が少なくて済むのも特徴の一つです。

⑤味付けの基本が出汁なので、薄味である

日本食は出汁の味がベースになるので、減塩しやすいといえます。
薄味を基本とし、だしの味を生かしたおかずを多くするとよいでしょう。

⑥1日3食、家族で食卓を囲む。

孤食が増えてきた現代ではありますが、昔は家族で食卓を囲む姿がどこの家でも見られました。
家族で食卓を囲んで、リラックスしながらの食事はストレス解消にもなります。


いかがでしょうか。
現代の食生活は多様化しており、便利になった反面、
偏った食事になったりと乱れがちにもなりました。
そんな食生活を続けると肥満や糖尿病、高血圧やがんなどの原因にもなりかねません。
本来の日本食のすばらしさを理解し、日々の生活に取り入れられていれば
病気も予防でき、健康寿命も伸ばせると思います。

最後に

「痩せてきれいになりたい!」「体を引き締めてかっこよくいたい!」という思いは男女問わずあると思います。
ですがそのせいで無理なダイエットをして体を壊したりリバウンドしては意味がありません。
体が喜ぶことを考えて、食事を楽しみながら、少しずつダイエットも行ってみてください。
焦らなくても体と向き合い、バランスのとれた食事をしていれば、きっと理想の体に近づけます。
今回のテーマを少しずつ日々の生活で意識してみてくださいね。

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