チューブトレーニングの経験はありますか。
自宅トレーニングやリハビリテーション向けのトレーニングというイメージがあるかと思います。
もちろん自宅で簡単にできるのもチューブトレーニングの良い点です。
どこかを傷めたときにリハビリ方法のひとつとして用いられることも多々あります。
しかしながらチューブトレーニングはみなさんが想像している以上に優れたトレーニングなのです。
工夫次第で多くのトレーニング目的に対応することができます。
体を引き締めたい人、特定部分を強化した人、ケガ等で通常のトレーニングだと痛みがでてしまう人には特におすすめです。
今回はそんなチューブトレーニングの持つ効果とおすすめトレーニングを紹介していきたいと思います!
Contents
チューブトレーニングの効果
では実際にチューブトレーニングによりどのような効果が得られるのでしょうか。
大きく3つのポイントに絞って説明していきたいと思います。
インナーマッスルの強化
インナーマッスルはご存知でしょうか。
インナーマッスルとは深くにある深層筋のことです。
それに対しアウターマッスルは表層筋になります。
目に見える筋肉がアウターマッスル、見えない奥の部分にある筋肉がインナーマッスルと認識しましょう。
チューブトレーニングによりこのインナーマッスルを鍛えることができます。
インナーマッスルを鍛えることにより、関節の安定力が増し内臓の位置を矯正することができます。
関節から引き起こされるケガの確率をぐっと下げる働きがあります。
また、アウターマッスルのような大きい筋肉を支える役割もあるので他のトレーニング効果を引き上げてくれます。
インナーマッスルの効果や働きに関しては今回深くは触れませんが、上記した分だけでも大いに恩恵があることがわかっていただけかと思います。
単関節トレーニング(アイソレーション)が可能
少し小難しい言葉に聞こえますが読んで字のごとくでチューブトレーニングでは鍛えたい筋肉をピンポイントに絞ってトレーニングすることができます。
簡易的な自宅で行う自重トレーニング(腕立て伏せや体幹、スクワットなど)は基本的に複数の部位、関節を稼働して行うトレーニングが多いです。
ちなみに単関節トレーニングに対して複合関節トレーニング(コンパウンド)なんて言ったりします。
チューブトレーニングは場所も取らず質の高いトレーニングをするのにもってこいのアイテムになります。
ケガからの復帰を早める
出典;ぱくたそ
上記の内容とも大きく関わってくることですがポイントを絞れること、そして自分の感覚で負荷を調整できることなどからリハビリに非常に適しているのがこのチューブトレーニングです。
ケガをした部位はもちろんその周りを鍛える際にも影響が出て、一か所のケガにより複数のトレーニングができなくなるということは珍しくありません。
ケガの種類や箇所にもよりますが、ケガをして治りかけてくる時期は適したトレーニング等を施すことが元の状態に戻す上で必要となってきます。
弾力も多種にわたってあります。
こういった用途でチューブトレーニングを行う場合はしっかりと専門の方(医者、理学療法士等)の意見を聞いてから行うようにしましょう。
おすすめトレーニング
それではおすすめトレーニングを紹介していきます。
リハビリ系のメニューは個人個人のケガの状態等により異なりますので上述したようにお医者さんの指示に従いましょう。
チューブチェストフライ
・少し後ろに引っ張られ、負荷がかかる位置をスタートポジションとし、片足を前に出します。
・肘を少しだけ曲げながらゆっくりと胸の前にチューブを引き寄せます。
・手が体の側面部分に平行になるまでゆっくり戻します。
大胸筋のトレーニングになります。
筋肥大目的なら10回前後、引き締め目的なら15回前後を1レップとする負荷設定で行い
ましょう。
筋肥大目的でしたら最後の種目にもってくることをおすすめします。
そして回数設定は他のチューブトレーニングにおいても同様ですのでしっかりとおさえて
おきましょう。
チューブアームカール
・チューブを両足で踏み、通常のアームカールと同様に行います。
・スタートポジションの手前までゆっくりと戻します。
上腕二頭筋をメインに鍛えるトレーニングです。
基本的に戻すときはあげる半分ほどのスピードでゆっくりと戻すようにしましょう。
チューブフレンチプレス
・チューブを両足で踏み、背中から回し耳の横に肘が来る位置をスタートポジションとします。
・肘を固定したまま腕をのばし、ゆっくりとスタートポジションまで戻します。
上腕三頭筋のトレーニングです。
腕の見え方は二頭筋もそうですがこの三頭筋も大きく影響します。
より太く見せるのも、より引き締めて見せるのも三頭筋次第です。
まとめ
今回はチューブトレーニングの3つの効果とおすすめトレーニングを紹介しました。
チューブトレーニングだからこそ鍛えることのできる部位がたくさんあります。
自宅で効果的にできる便利さもチューブトレーニングの良い点ですがトレーニング自体が持つ効果も高いのでぜひ取り入れていってほしいと思います!