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みなさん、こんにちは。

ダイエットは順調でしょうか?
ダイエットとは、なにも痩せること、体重を落とすことだけではなく、健康を保つうえでの食事管理全体を言うと、ここではご理解ください。そういう意味では、生きていくうえで、ダイエットは一生かけて行うべき取り組みになりますね。

さて、今回は私が最近気になっている内臓についてのお話です。

それは肝臓です。

胃の上にあるピンクの内臓ですね。

実は肝臓がダイエットにおいて重要なカギになることがわかってきました。
今回は、肝臓 第1弾として、書いていきたいと思います。

今回、仮説を立ててみました。
「肝臓が元気になれば痩せやすい」

なぜそう思ったか、これからご説明します。

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▼肝臓は筋肉よりもエネルギー消費量が多かった!?

よく「基礎代謝量をあげるために筋トレをする」という話を耳にします。
基礎代謝量とは、ヒトが生命維持のために消費する必要最小限のエネルギーのことで、つまり、一日なにもせずじっとしているだけで消費するエネルギー量のことをいいます。
ヒトが1日で消費するエネルギーにはいくつか種類がありますが、基礎代謝は全体の60%を占めています。
エネルギー消費量をあげたいなら、まさにこの基礎代謝をあげることが重要になってきます。

では、基礎代謝を行っているのは体の中のどこでしょうか?

基礎代謝をする内臓としては
1、骨格筋 22%
2、肝臓 21%
3、脳 20%
などがあげられます。

(参考:表2: ヒトの臓器・組織における安静時代謝量/e-ヘルスネット(厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-004.html

実は基礎代謝を担っている臓器としては、体中にある筋肉で、全体の22%のエネルギーを消費しているのに対し、わずか1~2㎏しかない肝臓だけで、筋肉とほぼ同等の21%のエネルギーを消費します。

また、加齢に伴って基礎代謝が落ちる理由は、筋肉量の低下ですが、内臓機能低下ではあまり変化はないとのこと。しかも体の大きさや身長によってそこまで差がない内臓。それを健康に保つだけで、基礎代謝量増加につながる可能性があるわけです。

余談ですが、脳での消費量も高いですね。
プロの将棋士が試合で3時間集中すると体重が3キロ落ちたという話を聞いたことがあります。
集中して脳をフル回転することが、それくらいのエネルギー消費をしていると考えることもできますよね。
動いてないのに、、、です。
運動による筋力アップももちろん大事なのはこの数字で読み取れるかと思いますが、臓器も意外に侮れない、という点では、人体の奥深さを感じるかと思います。

では、肝臓が健康であれば、痩せやすい体づくりにつながるのはわかったけど
そもそも肝臓ってどんな働きをするんだっけ?というところです。

▼肝臓の働き

肝臓にはおもに3つの働きがあります。
①代謝 ②解毒作用 ③胆汁の生成・分泌です。

①代謝

代謝とは、食べたものを体が利用しやすい形に分解・合成する働きのことをいいます。
食事でとったたんぱく質、糖質、脂質はグリコーゲンという物質に変え肝臓に貯えられます。このグリコーゲンは必要なときにブドウ糖に変えられ、体を動かすエネルギー源となります。脂肪酸の形で吸収された脂肪は、コレステロール、中性脂肪を合成する材料になります。
タンパク質は肝臓でアミノ酸から合成され、体の組織を形作る成分として使われます。余ったものはグリコーゲンとして肝臓に貯蔵されます 。
体の脂肪組織(皮下脂肪など)に貯えられていた脂肪はいったん肝臓に運ばれてから、形を変えてエネルギーとして利用されます。

②解毒作用

肝臓は、アルコールや薬、代謝の際に生じたアンモニアなどの体に有害な物質を、毒性の低い物質に変え、尿や胆汁中に排泄するという解毒作用を持っています。必要以上にアルコールや薬物を摂取すると肝臓の解毒作用が追い付かず、肝臓に大きな負担をかけてしまいます。
お酒もですが、薬を飲み続けることも、本来は体にとってはイレギュラーな状態なわけです。

③胆汁(たんじゅう)の生成

胆汁は、肝臓の中で分泌されている物質で、主に脂肪の乳化とたんぱく質を分解しやすくする働きがあります。このはたらきによって脂肪は腸から吸収されやすくなります。また、コレステロールを体外に排出する際にも必要な物質です。

つまり、肝機能が低下すると、基礎代謝によるエネルギー消費量が少なくなるだけでなく、①~③の本来の肝臓の働きが弱くなり、脂肪をため込みやすくなるのです。肝臓そのものに脂肪がついてしまうと脂肪肝にもなります。

▼肝機能アップするために

①禁煙

たばこはニコチンやタールを含み、体にとっては有害でしかありません。それを分解するのも肝臓です。不要な負荷をかけないことがいちばんです。

②アルコールを控える

肝臓はアルコールが体内に入れば、まずアルコール分解が最優先事項となり、他の必要な栄養素の分解吸収は後回しになります。そうなると体に脂肪をため込みやすくなりますし、栄養素が血流にのって体にわたらないので、体温も下がることになります。いつも平熱が35度台だな~って方いませんか?

③睡眠をしっかりとる

肝臓の循環血液量は立っている状態よりも寝ている状態のほうが約1.7倍増えるといわれています。血流量が増えれば、その分、肝臓に栄養や酸素もいきわたるので、代謝や分解が行われやすくなります。睡眠もそうですが、食後少し横になるというのも効果があると考えられますね。

④良質なたんぱく質をとる

肝臓はたんぱく質でできています。
良質なたんぱく質を摂取することで、肝臓そのものをよくすることができます。

⑤しじみなどに多く含まれるオルニチンを摂取する

肝臓にはアンモニアを無毒化するオルニチン回路(尿素回路)というサイクルがありますが、その回路に必要なのがオルニチンです。しじみなどのオルニチンを多く含む食品をとることで、その回路の働きを促進し、肝臓の負担を減らします。

いかがでしたか?
やはり、肝臓が元気になれば、つまり肝機能がアップすれば痩せやすくなるというのは一理あるのではないでしょうか。

基礎代謝をアップさせたいと思うと、どうしても筋肉量アップだと思いがちですよね。
それも事実ですし、適度な運動は非常に大事です。
運動や筋トレによって体が引き締まっていく過程はモチベーション維持にもつながります。
肝機能がアップしたところで、どんどん痩せる!体が引き締まる!というのは正直わかりづらいです。ですが、体の仕組みを理解するだけで、体に必要なことは何か、何をやればいいか、という正しい選択が少しずつできるようになります。
それを少しずつ実践していけば、体は必ず変わります。
変わり始めたら、非常におもしろいです。

日々の少しずつの体調不良がよくなれば、その選択が習慣になるはずです。
少しずつやれることから始めてみてはいかがでしょうか^^

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