出典:https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/7e/7e410cf91919c3cab382d6daa4f55454_t.jpeg
EMSといきなり言われてすぐにイメージできる人は少ないのではないでしょうか。
EMSとはElectrical Muscle Stimulationの略になります。
Electricalは電気、Muscleは筋肉、Stimulationは刺激を意味しています。
筋電気刺激という訳しかたがもっとも一般的でしょう。
この説明であ~あれかとなった人もいると思います。
接骨院や病院等の治療に使われている電気刺激の治療器のようなものを治療ではなくトレーニング目的に作られたものだと思ってください。
世界的に有名人やアスリートが愛用を公言していることもあり、いっときはなかなか話題になっていました。
個人的にSIXPADクリスティアーノ・ロナウドのCMはとても印象にあります。
最先端なトレーニング法というイメージが強いからなのかそこまで一般的に普及してはいないように感じるのは私だけでしょうか。
やはり楽してとても良い効果が得られる!
というのがあまりにもおいしい話過ぎて逆に信用できなくなってしまうのかもしれません。笑
そこで今回は実際に使ったことがない人、身近からリアルな情報がない人に向けてEMSの使用による具体的なトレーニング効果について、そのメリットとデメリットについて説明していきたいと思います!
Contents
1. トレーニング効果
結論から述べますとトレーニング効果はあります。
正直、何をもってトレーニング効果があるといえるのかというところが難しい所ではありますが一般に体をトレーニングして筋肉等に良い変化をもたらすという点では効果があると言えるでしょう。
というのは何もしていない人がEMSトレーニングを行った場合、それがマイナスに働くことはないからです。
問題は比べてどれくらい、そしてどのような違いが効果としてあらわれるのか、というところです。
EMSによるトレーニングはここ最近になって注目を浴びているように感じますがその歴史自体は古く、30年以上前から大きな研究機関等で研究されています。
現在よく見るような形状のものも10年以上前から出されています。
実際、有名アスリート使用の実例もありますし効果がないということはないです。
ただ、トレーニングの目的等に応じて適切に使用していくことが大切です。
これから説明するメリット、デメリットを踏まえて使用価値があるのかしっかりご自分で考えてみましょう!
2.EMSトレーニングのメリット
ではEMSトレーニングのもつメリットからみていこうと思います。
広告効果のせいかEMSトレーニングは腹筋に行うものと思われている方が多いかもしれませんが全身に可能ですので勘違いしませんようにお願いします。
2-1.速筋刺激による筋量増加と基礎代謝の向上
出典;https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71g8PwppsTL._SL1497_.jpg
EMSトレーニングは電気刺激により、直接速筋に働きかけます。
速筋はざっくりいえば目に見える大きな筋肉の事です。
つまり電気刺激により効果的に筋量増加を促してくれるわけです。
また、体内酵素や内分泌成分に働きかけ、糖や脂肪の代謝機能を向上させてくれます。
まぁこれらは通常のトレーニングでも十分に得られる効果ですが、ここではEMSトレーニングでも同様の効果を再現することが可能ということだけ抑えてもらえればいいと思います。
2-2.疾患症状改善効果
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この点は通常のトレーニングよりEMSトレーニングが効果的かもしれません。
医療現場でも使用されていることもあり、肩こりや腰痛といった関節周りの疾患症状を改善してくれる効果があります。
また、電気刺激により血流がよくなり、筋肉をしなやかにしてくれます。
これはケガのしにくい体を作り上げる効果と言えるでしょう。
2-3.短時間で精神的負荷が少ない
おそらく、EMS使用によるトレーニングの一番の売りはここです。
短時間かつトレーニングによる精神的負荷が少ないということです。
簡単に言うと楽して理想の体を手に入れることができるぞーということです。
なにより日常生活の中で着用することができるので「ながらトレーニング」が可能になるわけです。
つまり本人はトレーニングをしている自覚がないのに体はどんどんよくなるといった具合です。
普段トレーニングをしたくてもジムに通ったりまとまった時間が確保できないという方には非常に便利なトレーニング法ですね。
しかしながら間違ってはいませんがこの内容だけですと広告と同じになってしまいますので次の項目、デメリットについてもしっかり確認していきましょう。
3.EMSトレーニングのデメリット
続いてデメリットになります。
あたりまえのことですが広告等では良いことばかり押しているのでしっかりデメリットを確認していきましょう。
3-1.費用
正直、費用は安くはありませんね。
本体価格はだいたいどこのメーカーも数万円はします。
加えて交換用のジェルパッドも毎日使うとなると月で数千円はかかってしまうでしょう。
少し前のものは着用による皮膚トラブルが問題としてあげられていましたが現在のものは大部改善されているようです。
そのこともあり消耗品代がかかってしまっています。
3-2.パフォーマンスには繋がりにくい
出典;https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/161007-180_TP_V.jpg
私個人の意見としてはこの点がもっともデメリットであると感じています。
確かにEMSトレーニングはダイエット目的や効率よく体を絞り上げるには最適な手段です。
しかしながらトレーニングの過程を排除している分そこで得られるものが欠如してしまいます。
精神的な強さだとかそういった考えは人によるのでデメリットとは言い切れませんが実際のパフォーマンス能力はその過程で大きく差が出ます。
ある筋肉を通常トレーニングとEMSトレーニングで同レベルまで鍛え上げたとします。
しかしその筋肉によるパフォーマンスは前者が勝つでしょう。
100あるうちの筋肉をいくら使うことができるのか。
その使い方を知ることも大切なトレーニングなのです。
それを知る過程を省いてしまうことは目的にもよりますが大きなデメリットと言えるでしょう。
4.まとめ
今回はEMSの使用によるトレーニング効果の説明とメリットとデメリットを解説させていただきました。
メリットとデメリットを十分に知った上で、自分のトレーニングにおける目的と照らし合わせながら使用していただければと思います。
使う使わないの二択ではなく、別のトレーニングと併用することも方法のひとつです。
効果的な方法を駆使して理想のボディを手に入れましょう!