近頃、健康食ブームで注目を浴びている「グルテンフリー」。
あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
今回はグルテンフリーに期待できる効果についてまとめてみました。
Contents
グルテンフリーに期待できる効果3つ
- ダイエット効果
- 血糖値の急上昇を抑える効果
- 美肌効果
そもそもグルテンフリーとは?
グルテンは小麦や大麦、ライ麦に含まれるたんぱく質のこと。グリアジンとグルテニンという2種類のたんぱく質を水でこねることで作られます。粘りや弾力があり、パンやうどんのモチモチした食感のもとになるものです。他にもパスタなどの麺類やお好み焼きやピザ、カレーのルゥなどの加工食品、天ぷらやフライの衣、クッキーなどのお菓子も含めて、グルテンを含んだ食品はたくさんあります。それらを食べないのがグルテンフリーです。
グルテンをとることで体の不調を感じる人が増えているのです。
グルテンフリーが広まったきっかけ
グルテンは消化吸収されにくく、消化不良を起こしやすいです。腸粘膜に穴が空いた状態をリーキーガットと言い、免疫力の低下にも繋がります。また、セリアック病とは、グルテンを体質的に受け付けない病気で、腸が炎症を起こしています。
グルテンフリーという言葉が一気に世界に広まったきっかけは、プロテニス選手のノバク・ジョコビッチさんです。テニス界の頂点として活躍している選手ですが、以前は体調不良に悩まされていたそうです。2010年に検査でグルテン不耐性と分かった彼は、食生活の管理を徹底し、体質が改善したそうです。実は、ジョコビッチ選手のご実家はピザ屋でしたが、ピザを断つことで飛躍的に成績も上がったことで話題になりました。
グルテンフリーに期待できる効果
ダイエット効果
小麦を使った食品には、パンや菓子パン、揚げ物やケーキ類をはじめとした、砂糖や油分を多く含む高カロリーの食品が多くあります。さらに「グリアジン」には、食欲を増進する作用があります。つまり、グルテンフリーを実践することで、高カロリー食品を避けて、適度な食事量を維持することに繋がります。
血糖値の急上昇を抑える効果
グルテンにはでんぷんの主成分である「アミロペクチンA」が含まれていますが、血糖値を急上昇させる作用があります。急上昇した血糖値によってインスリンが分泌されると、脂肪を体に蓄えようとします。グルテンフリーの食事で血糖値の急上昇を避けることは、脂肪の蓄積を予防する効果も期待できるようです。
美肌効果
アミロペクチンAによって血糖値が急上昇すると、老化の原因となる糖化が起きます。その糖化によって、乾燥やシワなどの肌トラブルを引き起こすと言われているのでグルテンを避けることで肌トラブルを解消し美肌効果が期待できます。
小麦をやめることで代謝の上がる体にリセット
糖質と言っても、お米、パン、麺類、果物、砂糖など様々で、異なる食品のため、含まれる栄養素も消化・吸収のしやすさもそれぞれ違います。
パンなどの小麦の加工食品は体内で分解されにくく体を冷やす性質があり、栄養の吸収を悪くして代謝が下がりやすくなります。一方、お米は原形のままの食品で消化がよく、体を冷やしにくくエネルギーとして消費され、脂肪になりにくい性質があります。
そもそもお米は太ると思い込んでいる人も多いですが、それはまったくの誤解です。
グルテンフリーの食事=日本の伝統料理「和食」
グルテンフリーの食事というのは、いわゆるご飯を中心とした「和食」です。
ご飯を主食にすると自然とおかずも和になりますよね。
今までパンやパスタを食べていた方は和食中心のお食事へ変えると、グルテンフリーな食事に近づけます。もちろん和食にも小麦を使った食品(うどんやそうめん、お麩など)はありますが、グルテンの頻度も減ります。
グルテンとどう付き合うか?
でも、パンやパスタも食べたくなりますよね。美味しいパン屋さんもたくさんあります。
普段から腸内環境を整えておくために、食物繊維や発酵食品をとることをおススメします。
今までいろんなダイエットに挑戦をしてみたけど、うまくいなかったあなたはもしかしたらグルテンをやめてみると体調が良くなるかもしれません。2週間くらいやってみましょう。
特にこの時期、花粉症で悩んでいる人にも挑戦していただきたいです。飛散している花粉をすべて避けるのは難しいですが、小麦を控えることで花粉症が軽減出来るかもしれません。
まとめ
今回は今話題のグルテンフリーに期待できる効果についてまとめてみましたが、どうでしたか?どんなダイエットにも言えることですが、ストイックにすべてをグルテンフリーの食品に変えないことが、長く続けるコツです。普段からご飯中心の和食に変えることで体の調子が良くなるかもしれません。ぜひ普段の食事を見直すきっかけにしてみてください。